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あけましておめでとうございます。
昨年から新年のご挨拶を個人ブログから会社のサイトに書くようにしてから、3回目の新年のごあいさつです。
2022年、11月に当社は20周年を迎えました。
20周年の振り返りはすでに書いたのですが、当社にとって、大きな変化はこれまでに3回あったと思っています。
経営理念のビジョンの1項目に以下のような一節があります。
上にあげた大きな変化の最後は、2019年ですから、そこから4年、5年が経過しようとしています。もちろん、3回目の大きな変化である「伝えるウェブ」と「PowerCMS X」 をリリースした時から、伝えるウェブも PowerCMS Xも導入数が 100を超え、会社の収益と同時に会社の新しい「顔」として成長を続けてきており、 リリースの時と少しは「違う景色」が見えてきつつあります。だた、「まったく違う景色」か、というとそこまで言えないのかもしれません。
一方で、別の外部環境要因として、2020年に世界を襲った「コロナ禍」によって、働き方は随分変わりました。 リモートワーク中心の働き方になり、もうまもなく4年が経過しようとしていますが、当社ではリモートワークでも問題ないという判断で、 フルリモートに舵を切り、大阪・東京圏問わず採用を行ったことで、地方在住の社員も何名か採用してきています。
最近、テレビや新聞などのメディアで頻繁に取り上げられるこれからの時代の変化。
人との向き合い方という点では、これまでに色々な工夫をしてきました。
など。給与の話を除けば「多様性」ということにつきるかと思います。これからは外国にルーツを持つ人材、障害者、高齢者などを含め、さまざまなバックボーンを持つ人材の活用が必要とされるでしょう。そこから目を背けず、真摯に取り組んで行きたいと思います。
また、人材を確保しようと思えば大前提として給与・収入の上がる会社、魅力のある会社にしていかなければなりません。 きちんと利益を上げ、従業員の生活水準を向上していける会社であり続けることもより一層求められていくでしょう。
アルファサードの経営理念「我々は、テクノロジーによって顧客とパートナーに寄り添い、ウェブを良くする(Improve the Web.)」です。 微力ながら「我々が生み出すソフトウェアとサービスによって、日本のDXを正しい方向へ導く」というビジョンを掲げて日々取り組んでいます。
私たちが携われる範囲はごくごく狭い範囲ですが、2023年は大規模な公的機関のウェブサイトをアクセシビリティを確保した上でリニューアルさせ、 CMSについては動画の字幕、ストリーミング配信への対応、PDFのアクセシビリティチェック、ウェブページの自動テスト、日本語文章校正支援機能の開発など新しい取り組みを行ってきました。
やさしい日本語化の技術を含め、新たに2件の特許を取得、保有特許は 4件となりました。 とりわけ、検索エンジンやスクリーンリーダーにやさしいルビ(ふりがな)をつける技術については、応用範囲が広く、普及に努めていきたいと考えています。
さて(そもそも私たちの取り組みは別に考えるとして)、ウェブ、とりわけ日本のウェブは良くなっているのでしょうか。 ウェブアクセシビリティに取り組む企業や団体は増えているように見えます。知的障害や学習障害に対する社会の理解も、やさしい日本語の認知も広がってきていると感じます。
ただ、一方で全体としては、まだまだだと感じますし、また、新たな問題も目につくようになりました。 ウェブメディアと広告の問題(アドネットワークによる広告の質低下による UXの悪化)、 フェイクニュースの問題、AIと法律の問題、SNSによるトラブルや犯罪の問題、フィッシング詐欺、等々上げていけばキリがありません。
巨大なプラットフォーマーがウェブを独占、低品質なコンテンツの洪水、広告まみれのウェブメディアの氾濫... 3rd party Cookie規制によるリダーゲティング広告の終焉も見逃すことはできません。これからのウェブがどうなっていくのか。
2024年、私たちは新たなステップとして、これらの問題からウェブを守り、ウェブを良くし、ウェブを取り戻す視点を持って新しいステージへの 1歩を踏み出します。
最後になりましたが、20年の長きに渡り、当社を支えてくださったお客様、パートナーの皆様、社員の皆様に改めて重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
最終更新日: 2024年1月1日