新着情報
公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2022年度グッドデザイン賞」を、以下2件で受賞しました。
「伝えるウェブ」は、語彙の制限、分かち書き、短い文章への分割、ふりがなの追加などの処理を、機械学習によるAIが自動で行う国内初のサービスです。
ウェブページ一式を自動でやさしい日本語化する機能のほか、管理画面内の「やさしい日本語エディタ」を利用することで、印刷物や掲示物のやさしい日本語化を強力に支援します。
東京都足立区役所をはじめ、自治体や民間企業での導入が増え続けています。
主な機能
また、「伝えるウェブ」によるやさしい日本語のわかりやすさについて、外国人留学生にアンケート調査を実施したところ、85%がわかりやすくなったと回答しました。
現在、2023年3月末まで、自治体・医療機関・教育機関・NGO/NPO等を対象に利用料を無料とし、お試しいただけるキャンペーンを実施中です。
以下、審査委員によるコメントです。
機械学習を利用して、役所や行政のウェブサイト等の難しい日本語を、外国人や障害がある方、子どもにもわかりやすい「やさしい日本語」に自動変換し、音声読み上げもできる。ウェブページのデザインやレイアウトを壊すことなく、ウェブサイトに変換ボタンを付けるだけで導入できる導入の簡便さも併せて評価された。
「やさにちウォッチ」は、全国の自治体や企業、団体・グループが発信するやさしい日本語の取り組みやニュースを集め、それをやさしい日本語で紹介するメディアです。
やさしい日本語での記事作成については、上記「伝えるウェブ」の技術を活用し、自動言い換え+手作業での調整を行っています。
PowerCMS Xには、多様な環境で情報を利用しやすくするための、ウェブアクセシビリティ関連の機能があります。そのひとつとして、やさしい日本語での文章作成を支援する「やさしい日本語エディタ」機能が付属しています。
エディタ上で編集した文章を、そのままウェブぺージとして公開することが可能です。他にも、公開ページに自動的に一括でふりがなをつけたり分かち書きをしたりする機能など、やさしい日本語での情報発信をサポートする機能があります。
情報アクセシビリティに配慮し、記事の中では複数の閲覧支援機能を提供しております。
上記のPowerCMS X の機能により工程の自動化・大幅省力化に成功し、平日1記事の更新を実現しています。
以下、審査委員によるコメントです。
大量に情報が氾濫する一方で、デジタル・ディバイドなどの情報格差が問題となっている現代社会。そうした状況において重要な情報発信のあり方を示している。それは「伝わらない」ことを前提にした、本当に「伝えるため」のウェブデザインである。こうした情報発信のためには、ふりがなや音声の追加、分かりやすい言葉での言い換えなど、さまざまなコストが必要となる。しかしこのシステムの特徴は、AIや独自のエディタを活用して自動化を実現している点が素晴らしく、運用の継続性や発展性についても高い評価となった。
最終更新日: 2022年10月7日