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アルファサードはW3Cのメンバーになりました

アルファサードは2015年4月15日、W3C(World Wide Web Consortium)のメンバーになりました。

W3Cについて

W3Cは、Web技術の標準化と推進を目的とした、会員制の国際的な産学官共同コンソーシアムです。アメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所(MIT CSAIL)、欧州19カ国の各代表研究機関で構成されるフランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム(ERCIM)、および日本の慶應義塾大学がホスト期間として共同運営しています。コンソーシアムにより提供されるサービスには、開発者及び利用者の為のWorld Wide Webに関する豊富な情報、新技術を応用した様々なプロトタイプやサンプルアプリケーションの開発などが挙げられます。現在までに300を超える組織がコンソーシアムの会員として参加しており、日本からはこのうち約30組織が参加しています。

アルファサードのW3Cへの参加について

当社は現在12期を迎え、ミッションの再定義を行ない、新しい当社のミッションを「Improve the Web.〜我々は、テクノロジーによって顧客とパートナーに寄り添い、ウェブを良くする〜」としました。

ウェブは「継続した変革期」を常に迎えています。スマートフォン、タブレットの普及、スマートウォッチを含むマルチデバイス化、また、家電や自動車といったものにウェブが活用される今こそ、いや、ウェブがある限りウェブアクセシビリティは常に重要です。そこで、私たちは12年目を迎えている今、創業の原点(名前の由来=すべて (al≒all) の人にやさしい fasado (ユーザーインターフェイス) を提供する会社であること。ファサードはエスペラント語のコンピューター用語では「ユーザーインターフェイス」の意)に立ち戻り、「ウェブを良くする」というシンプルで壮大なミッションを掲げ、「我々が生み出すソフトウェアとサービスによって、世界のウェブを5%良くする。」という、20名規模の会社にしては壮大に見えるビジョンを描きました。

当社は日本国内を中心に、ナショナルクライアントや国内トップレベルの大規模ポータルサイト、官公庁、自治体、団体のウェブサイトに携わらせていただいています。また、PowerCMSPowerCMS 8341 を通じて、それらを利用してウェブサイトを構築されるパートナー様を通じて、自分たちが感じている、想像している以上のウェブサイト、ウェブサービスに携わらせていただいていることを自覚しています。

それでも「世界のウェブの5%」というビジョンは当社の力、当社のビジネスの規模では到底到達できないように見えます。もちろんこれからの当社の努力、テクノロジーによるイノベーションによってCMSのシェアを伸ばし、サービスを展開し、成長して行くことで少しずつ近づいて行くことは可能かしれません。それでもそれ以上にウェブは日々大きくなっていきます。では、どうやってビジョンを実現するか。

例えば当社が開発し、無償公開している ColorTester のようなツールを世界中のデザイナーの数%が利用していただけたらどうだろう? と考えた時、何も我々のビジネスで直接実現しなくても貢献することはできるのではないかと思うようになりました。

こうした取り組みの一環として、アルファサードはW3Cのメンバーになることにしました。ウェブを良くしようと考える組織にコミットするということです。メンバーで居続けること、そして何らかの貢献をしていくこと(例えば将来なWCAG3.0策定にコミットする等)、あわせてもちろん本業のビジネスの成長やソフトウェア、サービスの提供といった活動を通じて「世界のウェブを5%良くする」ビジョンの実現に向けて進んで参ります。

2015年4月16日
アルファサード株式会社
代表取締役 野田純生


最終更新日: 2016年7月12日